近藤智洋(my funny hitchhiker)
大好きなウィルベリーのニューアルバムに、なんとゲストで参加!それもピアノで!?
去年の3月、下北沢ラプソディーで大森洋平くんとジョウくんと弾き語りやった時にジョウくんから「新しいアルバムで1曲ピアノ弾いてください~」と言われた時は「いやいや、冗談でしょう~~」とやんわりお断りしたのに、3ヶ月後には、「LOCKDOWN BLUES」の音源とコードと歌詞が送られてきました。。。
オレよりうまい人はたくさんいるのに、よりによってオレに頼むなんて、なんと物好きなウィルベリー。。。
ライヴでもおなじみのゴキゲンなこの曲、最初は仮で入ってた打ち込みのピアノを越えることができなくて、ちょい泣き入りましたが、やっぱり、オレにはオレのピアノしか弾けないしなあと、近藤節全開でいったら、あら不思議、自分でも最高〜!と思えるテイクが録れました!うふふ~
ということで、毎回最高を更新するwilberryのニューアルバム「what a wonderful world」、遂にリリース!
SHAKE MY HEADで始まった夜は、DANCER IN THE DARKまでたどり着くための12の物語。その一つの物語に参加することができて、一つの色を加えることができた幸せ、ジョウくん、そしてwilberryに感謝の気持ちでいっぱいです。
7/21(金)@下北沢251のLOOP LINE PASSENGER、wilberry、my funny hitchhikerの3マンでは、なんとwilberryに参加して「LOCKDOWN BLUES」を弾かせてもらうよ~!めっちゃ楽しみ!
NOB FROM CURIO
こんにちは
NOB FROM CURIOです。^ ^
wilberry のNEW ALBUM 皆さまもうお聴きになりましたかぁ
なんと今回は僕もレコーディングに参加させて頂いてますよ(o^
saxophone on “havana” & “lockdown blues” by NOB (CURIO)
クレジットを観て気付いた方がいたか?いないかはさておき笑
2曲SAXを吹かせてもらいましたよ−。
ありがとうございました。
出来上がった曲を聴いてもうなんかすっごいカラフルでポップなサ
ええなぁ^ ^
chankeng
wilberryの世界にどっぷりとつかれる素敵なアルバム。一緒に旅をさせてもらったような感じになりました。
3曲ほどトランペットを吹かせていただきました。wilberryの新しくはじまった旅に少し参加させてもらえて光栄です!
リリースおめでとうございます!!
HOSSY(gimcracks)
今回、大好きなwilberryの最新アルバム”what a wonderful world”のレコーディングに、トランペットのchankengとともに参加させていただきました(どちらかというと自分はおまけ参加)。
リーダーのジョウミチヲが、「メンバーが鳴らす音は常に最高」と言っていることからもわかるように、とにかくこのバンドはメンバー同士の音への信頼が厚い。
その証拠に、バンド隊のレコーディングは毎回ほぼワン・テイクという、脅威の早さであっという間に終わってしまうというから恐ろしい。
ここまで安心して任せられる関係性って素晴らしいな、としみじみ感じた。
LIVEでもお馴染みのナンバーを多数収録したこのアルバムは、録音の早さとは反比例して音の密度が濃く、曲によって様々な表情を見せてくれる懐の深い作品に仕上がっている。
ぜひみなさんのお気に入りの一枚になったらうれしいです。
なるほどね。じゃあ、もう1本はどうしたの?
ジョウ:うん、その「今回で最後」って話てたのは、2本目の頃にはロイヤルも復帰するだろうって見込んでたからなわけで。。。
そうか、じゃあ、復帰できなかったわけか。
ジョウ:そうなんだよ。さすがに困ったわけだよ。急にサポートベースマンを探すにも時間もなかったし。ましてやコロナ禍だから動きたくないバンドマンもいるしね。
じゃあ、どうしたの?
ジョウ:前任のベーシストのホッシー(hoshino ubk)に頼んだよ、本当に他にいなかったからね。
あ、知ってる、その人。っていうか、元のメンバーとまだ繋がりあんだ?
ジョウ:ああ、あるよ。”KEEP YOUR DREAMS”のジャケットとかフライヤー、ポスターとか全部デザインを頼んでるしね。今回も同じ。全部やってもらってる。
なるほど、そっち方面でね。でもベースをもう1回弾いてもらうなんて、さすがに頼みづらかったんじゃないの?
ジョウ:頼みづらいってことはないけどね。ただ、OKしてくれるかどうかがわからなかった。本当に本番の4〜5日前に頼んだからスケジュール的なところも含めて。
でもOKが出たわけだよね?
ジョウ:うん、「それ、めっちゃ面白そうや~~ん」ってね。
あら、意外にも!
ジョウ:脱退以降も関係が続いてて良かったよ。俺の人生で過去のバンドメンバーと今も連絡取り合うのはアイツくらいだからなぁ。
それでなんとか乗り切れたわけだね。
ジョウ:うん、そういうこと。
それにしても、6年っていうのはちょっと時間が空き過ぎなんじゃない?
ジョウ:そうだね。曲数は順調に揃ってたし、予算も問題なかったんだけど、やっぱりコロナがあったからスタジオを事前に予約するのに躊躇ったりはしたかな。メンバーやエンジニア、周りの人が感染したら全部予定がパーになっちゃうからね。
なるほど。で、これだけ時間がかかっちゃったわけだね。
ジョウ:おおよ。
なるほど。次の”bouquet”は今までにない、随分とストレートな8ビートな曲だね。しかも結構テンポも速いよね。いつ頃作った曲?
ジョウ:これは全12曲の中で3番目くらい古い曲だね。5年前くらいかな。作った時からのお気に入りで1度自分達でもレコーディングしてシングルとしてライヴ会場限定でリリースした曲だよ。
じゃあ、そのままそれをアルバムに入れたわけだね?
ジョウ:いや、今回再レコーディングしたよ。他にも何曲かシングルで出した曲があるけど、全て録り直した。シングルはたいがいは作ってすぐに勢いで録ってリリースすることにしてるから、アルバム出す頃にはいろいろと変わってるからね。
例えば?
ジョウ:”bouquet”については歌詞が一部変わってるね。「狙うは大都会のガヴァメンツ(政府)」って歌ってるところは、シングルだと「狙うは大都会のメガバンク」になってた。ず~っとそうやって歌ってきたんだけど、ある日から政府の方がよりテロっぽくって良いなって思ったんだよ。メガバンクだとミッシェルガンエレファントに似たような表現の曲があるのに気づいたっていうのもあるけどね。
あ、「銀行を襲うのさ」って歌う曲あったよね。
ジョウ:そうそう。書いてすぐに「あ、ちょっと似てるっちゃあ似てっるな」って思ったんだけど、気にするほどでもないかって放っておいた。だけど「ガヴァメンツ」を思い立った時は「お、こっちの方がしっくりくるな」って思ったよ。
そういえば、アルバムのタイトル”what a wonderful world”はこの曲の一節から取ったの?
ジョウ:そうだね。誰でも知ってるサッチモの曲だよ。もちろん皮肉だけどね。俺の好きな映画で「グッドモーニング・ベトナム」っていう映画があるんだけど、あの映画の中でも皮肉っぽい映像の中で使われてる。あれと同じ意味だね。アルバム全体に通じているメッセージとも合ってるして。というか、俺は歌詞からアルバムタイトルを付けるのが一番格好良いって思ってんだよね。
つまり、あんまり周りは歌ってないんでしょう?
ジョウ:多分ね。いや、わかんないよ。歌ってるのかもしれない。でも、あんまり耳には入ってこなかったかな。どうしてかね。まあ、それぞれ表現方法もあるから、俺がわからないだけかもしれない。ただ、もしも全然歌ってないんだったら、ちょっとそれはよくわかんないな。
わかんないって?
ジョウ:わかんないよ。だって、世界中、コロナコロナコロナコロナって朝から晩まで言ってんのに、それについて歌わずに、メソメソくっだらないラヴソングしか作らない意味がわからない。
じゃあ、その頃はラヴソングは一切書かなかったの?
ジョウ:そういう極論を言うなよ。でもさ、生活がコロナに支配されてるんだから、それに対しての何らかの意志表明として、歌いたくなるのが表現者の性ってもんなんだけどねぇ~。社会的、政治的な歌詞についても同じことが言えると思うけどね。
まあ、そうでしょうね。でもこの曲はラヴソングでもあるよね?
ジョウ:そうだね。コロナの行動制限の中でもお前に会いたいぜ、みたいなね。でも、我ながら全体的に良い歌詞だと思うよ。
どの部分がお気に入り?
ジョウ:「虹は真っ赤に染まっちゃって」のとこかな。
この虹っていうのはレインボーブリッジのことだよね?
ジョウ:ご名答!ガッハッハ。いいだろ。ここ。
まぁまぁだね。
ジョウ:ほんっとに感じ悪いよな。。。
サウンド的にもこの曲はビッグだね。
ジョウ:おおよ!サックス、トランペット、ピアノが生で入ってるからね。
ホーン隊が入るのはwilberry史上で初めてなんじゃない?
ジョウ:そうなんだよ。どうしても生で入れたかったんだ。サックスとトランペット両方ね。サックスはすぐに候補が決まった。CURIOのNOBくん。付き合いも長いし、プレイももちろん何にも問題ない。唯一問題は北陸在住ってとこ。でも、これもブリテンが機材持って行ってくれて解決した。小さいライヴハウスで1日で2曲録ったんだよ。この曲と”havana”さ。最高だね。この2曲はライヴでも何回もやってて、その音源は打ち込みだったんだけど、正直、生音は全然違う。グルーヴも音色の艶もね。トランペットは全く仲間に吹ける奴がいなかったから、ホッシーに紹介してもらったチャンケンくんにお願いした。彼には”havana”と”coppelia”を加えた3曲を頼んだんだ。
そして”pop star”。これはまたキャッチーな曲だね。歌はちょっとグラムっぽい。
ジョウ:そうだね、ちょっとそういう歌い方をしているかな。
ミュージックヴィデオについても聞こうか。
ジョウ:ああ、女装のね。別に女装が趣味ってわけじゃないぞ。
でも前回も”noisy days”でやってたよね?
ジョウ:うん、監督はいつもやってくれていて、今井さんっていうんだけど、彼のアイディアだよ。最高さ。
ああゆうのってイヤじゃないの?
ジョウ:全然イヤじゃないね。前回よりもさらに本気でできたしね。ただし、メイクしたら思った以上にローリーっぽかったなぁ。
あっはっは、確かにね!撮影は大変だった?
ジョウ:ああ。アー写も同時に撮ったりして、時間がタイトだったからね。アー写はメイクなしだから前半に撮って、着替えてメイクなしのヴィデオを撮影。で、メイク。メイクあり撮影。最後にメイク落とすシーンの撮影。この最後の泣きながらメイク落とすシーンの撮影する時には既に、撤収時間が近くて、絶対にNGを出せない状況で、結構緊張感があったよ。
そりゃそうだね。なんか気をつけたことは?
ジョウ:その最後の涙を流すシーンが、あんまり大袈裟にならないようにしたくらいかな。トゥーマッチになるとサブくなって全部台無しになっちゃうからね。
そして続けて”coppelia”。これは”havana”と繋がって聞こえるね?なんか街中か何かのSEで繋げてるんだよね?
ジョウ:そう。そのハヴァナに行った時に、すごく歴史のあるモヒートを飲ませるお店があってね。そこに昼間に飲みにいったんだよ。昼間だってのに、すごい混んでてお客全員が立ち飲みでモヒートを飲んでた。店のおじさんもカウンターにモヒートのグラスを横一列に並べて、一気にまとめて作るんだよ。その手捌きが見事でね。それでそれを動画に撮っておいて、音源だけ今回のSEに使ったんだ。
あ、じゃあ、街中の音ではなくて店内の音なんだね。”coppelia”っていうのは何語?英語じゃないみたいだけど。
ジョウ:知らない。スペイン語かな?
なんで知らねんだよ!お前がタイトル付けたんじゃないのかよ!
ジョウ:なんだよ、急にキレるなよ、怖いなぁ。知らないんだよ。coppeliaっていうのはハヴァナにある有名なアイスクリーム屋の名前なんだよ。
これってアイスクリームの歌でしたっけ?
ジョウ:いいや、別に。いいじゃないか、タイトルなんてなんでも。そこのアイスクリーム美味しかったしな。
タイトルなんでもいいってことはないと思うけどな。ま、それはともかく、これはロックバンドとは思えないサウンドだね。ちょっとボサノヴァっぽいし。最初っからこういう狙いだった?
ジョウ:全然。普通の8ビートの曲で持っていったんだけど、これは”havana”の次に作った曲で、メンバー全員が、もう1曲くらいキューバからの影響下にある曲を作りたかったんだろうね。本当に自然にこのアレンジの方に向かっていってしまったよ。安高が指で弾くのもすごく珍しい。急にあのイントロのフレーズ弾き始めて即採用になったよ。
シェイカーを振ってるのはスキップカウズのシゲさんらしいね。
ジョウ:そう。彼は今回のレコーディングでドラムセットを提供してくれて、しかもレコーディング中もずっと一緒にスタジオに入ってくれて、ドラムテック役も担ってくれたんだよ。で、本来だったらそれだけだったんだけど、この曲のシェイカー、俺が振ってみたんだけど全然上手くいかなくてね。困ってたら「俺やってみよっか」みたいな感じでシゲさんが振ってくれたんだ。いや、本当にいてくれて助かったよ。ほぼ一発OKだったんじゃないかな。
なるほど、なかなか奇跡的だったんだね。
ジョウ:そうだよ。いなかったら打ち込みになってたんじゃないかな。
次の”runaway train”。これはいかにもwilberryな王道な曲だね。
ジョウ:その通り。この手の曲は正直いくらでも作れる。アレンジが単調にならないようにしなきゃいけないし、それはそれで大変な作業だからたくさんは作らないけどね。
前作の”noisy days”と比べてもいい曲だね。
ジョウ:おんなじだって言いたいのか?
そ、そんなこと言ってないっす。
ジョウ:テンポもリズムも似てるから言われてもしょうがないかな。でもメロディが全く違うんだからいいでしょ。当然歌ってることも違うし。
サビのコーラスも効いてるね。
ジョウ:ああ、あれはロイヤルの仕事だね。
コーラスはどの曲もジョウが「こう歌って」って指定するの?
ジョウ:う~ん、そのパターンは多いけど、ロイヤルが勝手に歌い始めて採用になる場合もある。この曲は俺が指定したはずだけど。
勝手に歌い始めることもあるんだ?
ジョウ:そうだね。基本的にあいつは歌いたがりだよ。というかハモりたがり?
それはなんか問題?
ジョウ:いや、助かってるよ。ライヴではコーラスは相当大きく出してるしね。というか、他の3人、みんな歌いたがりかもな。今度聞いてみよう(笑)。
まあ、そういうことは往々にしてあるよね。さてさて、最後12曲目は”dancer in the dark”。
ジョウ:うん。これは大変だった。
なんで?
ジョウ:完成しなかった。2年くらいかかったよ、完成に。
え?本当に?さっき2ヶ月くらいで大体できるみたいなこと言ってたじゃん?
ジョウ:まあ、ほとんどはそうなんだけど、これは時間かかった。もちろん2年間ずっとこの曲にかかりっきりだったわけはなくてね。あまりにできないから何ヶ月も寝かせたりして。
よくそのままボツにはならなかったね?
ジョウ:そう。普通はボツになってもおかしくないんだけどね。
なんでならなかった?
ジョウ:わからない。でも気に入ってはいたのかな。最初は全く違うサウンドの曲を目指してた。4人だけの音でちょっと静かめのR.E.M.みたいなのをね。でも全然上手くいかなくてね。俺が自分が作ったメロディも平メロで拍のアタマにアクセントがくるメロディをあえて作ったんだけど「それが良くないんじゃないか」とか色々考えちゃってね。
そうだね、これはもはやバンドサウンドって感じじゃなくてディスコソングだね。
ジョウ:うん。もう作ってる途中から楽器のこと考えないで、打ち込みのことばっかり考えてたよ。特にアウトロは素晴らしい。シンセもストリングスも最高。俺の歌が消えてからがメインと言ってもいい。
そこまで言っちゃう?
ジョウ:いいんだよ。振り切れててすごく気に入ってるよ!このアウトロはすごい。ずっと聴いていたい。だから、かなりアウトロを長くした。ライヴではもっと長いかな。
直井茂雄(スキップカウズ)
下北沢で対バンした打ち上げでブリちゃんから突然言われた「ドラムセット貸してくれない?」からのスタートでした。今まで自分のレコーディングしか経験ないので、ドラムテックと言われる人の仕事内容がいまいち掴めてない状態でスタジオへ。チューニングやシンバルセレクトなど、どこまで首を突っ込んでいいのかもわからずに手探りだったので、エンジニアさんやメンバーにちょっとご迷惑おかけしてしまったかも(笑)。
でも流石の百戦錬磨の猛者達、次々OKテイクを重ねて行きます。持って行ったスネアやシンバルのカラーを把握したブリちゃんのセレクトもバッチリ!機械的なシーケンストラックに生身の音が重なって独特のグルーヴが生まれる瞬間を、真横で体験させてもらいました。 最終的にちょっとした音録りにも参加させてもらえて、すごく楽しく、勉強になる二日間でした。
次回までにはドラムテックとしての経験を積んでおくので(笑)、またよろしくお願いします!